補足

CSS3 見本

カスケーディング・スタイル・シートの現在の事実上の標準は レベル 2.1 です。事実上のと言うのは、2.1 はまだ正式に勧告されていないからです。 しかしすでに次の標準の CSS3 の機能もだんだんと使えるようになって来ているのです。 ブラウザー毎に独自に実装されている関係から、書き方も使い方も単純ではありません。しかもどのブラウザでも共通して使える機能は限られています。 現段階で利用可能な機能をここで整理してみたいと思います。

クロスブラウザーで使える機能はだいたいこれくらいです。しかしブラウザーの進歩は実に早いので、どんどん他の機能も使えるようになっていくはずです。

クロスブラウザーにこだわらなければもっといろいろのことが出来ます。たとえばボックスの角をスタイルシートだけで丸くしたり、三次元の変形を行ったり、 スクリプトなしでアニメーションさせたりすることが出来ます。 実は iPhone、iPad、Android のブラウザーがこれらにとっくに対応しており、しかもスマートフォンの世界には Internet Explorer が居ません。 なかなか敷居の高いところもあるのですが、iPhone だけが次の世代のウェブの世界に行ってしまいそうな状況です。

Progressive Enhancement

Wikipedia の記述によれば プログレッシブ・エンハンスメント (漸進的改善) とはアクセシビリティの向上、意味的な HTML 記述、外部スタイルシートとスクリプト技術に重点を置いた、ウェブデザインにおける戦略です。 プログレッシブ・エンハンスメントは階層的な作り方によって、インターネット接続やウェブブラウザーの種類を問わず、誰にでもウェブページの内容や機能を利用出来るようにします。 同時により高品質の回線や先進的なウェブブラウザーではもっと良いページの見せ方をします。という考え方だそうです。つまりどんなブラウザーでも同じに見える必要はない。

Progressive enhancement is a strategy for web design that emphasizes accessibility, semantic HTML markup, and external stylesheet and scripting technologies. Progressive enhancement uses web technologies in a layered fashion that allows everyone to access the basic content and functionality of a web page, using any browser or Internet connection, while also providing those with better bandwidth or more advanced browser software an enhanced version of the page.

環境による表現形の相違を許容するというだけでは特に新しい考えではありません。 ウェブには初期から複数のブラウザーが存在していたのですから、互換性の問題にどう取り組むかは当たり前の問題意識です。漸進的な進歩も常識です。 ただそれに現在進められている統合的な標準の策定やセマンティックという理念が絡んでくることで、新しい意義を持つのです。